うちは親ひとり、子どもひとりです。
私の周りにはひとり親世帯が多く、お友達も何人かいますが、子どもに兄弟姉妹がいるか、おばあちゃまと同居か、近所にご両親家族が暮らしている世帯です。完全にふたりで暮らしているお友達はいません。
子どもが小さければ小さいほど、親は孤独になります。
離婚前、杉並区子育て支援センター窓口へ相談に行きました。離婚そのものへの不安や、娘への対応など。
後日、支援担当の方と面談しましたが情報の共有がなく、また一から説明しました。当時、体調が悪かったので、この説明の繰り返しは本当に辛かった記憶があります。
その後家を出て、事情があって世田谷区へ。また、一から説明です。
東京都、特に杉並区世田谷区は、子育てやひとり親支援制度は他の自治体に比べると充実していると思います。でも当たり前なのかもしれませんが、全て申請制。通常は自分で調べて、膨大な文字量の申請書を読んで、署名を何枚もします。理解できなければ申請もできません。
補助の内容はまた別の機会にさせていただきますが、自立とは?の疑問が残ります。
世田谷区のひとり親支援担当の方がとても親身にしてくださいましたが、半年後の小学校入学手続きの時、私は杉並区の小学校を選択しました。ずっと支えてくれている(今も)保育園からのお友だち家族がいたからです。
「もう何もしてあげられなくなる」という担当の方の一言が今も心に残っています。
杉並に引っ越して、また一からです。
DVなどの問題もあり、行政内での情報共有の難しさは理解しています。
ただ「ひとりじゃないよ、一緒にやっていこう」と手続きなどをフォローしてくれるところが、区を越えてあの時あれば。
あの時の私と同じ状況にいるママパパに、一緒にいるよと言える仕組みをつくりたい。
私の支援業務はそこから始まります。